- 中学生の子が「学校に行きたくない」と言い出した。休ませてもいいの?
- 休んだら内申点が下がって、高校受験に響くのでは
- 中学生は何日休むと「やばい」のか知りたい
- 担任の先生と教科の先生、誰に何を伝えればいいのか分からない
- 定期テストだけでも受けられないかと考えている
- 提出物や部活のことを、学校にどう切り出せばいいの?
- 教室には入れないけれど、保健室なら行けそうと言っている
- 相談するならどこ?お金のかからない窓口はある?
上記のような悩みに答えます。
中学生の子が学校に行きたくないと言い出したとき、親が気にかかるのは、内申、定期テスト、提出物、部活、教科ごとに違う先生、そして高校受験といった、中学校ならではのことです。文部科学省の調査では、登校しない、またはしたくてもできない状況で年度の間に30日以上欠席した小学生・中学生(病気や経済的な理由による人を除く)は約35万4千人(令和6年度)と数えられています。検索で上に出てくる記事は、行きたくない理由の分け方や声のかけ方、塾や通信制などの案内が中心で、欠席の日数・内申・成績評価・出席扱い・入試がそれぞれ別の仕組みで動いていることは、ひとまとめに語られがちです。そこで、休ませる判断と「30日」の意味という基本を押さえたうえで、2024年8月29日から始まった欠席中の学習を成績に反映できる仕組み、教科担任制の中学校での連絡の集め方、定期テスト・提出物・部活・別室を学校に聞く順番まで、文部科学省・法務省・こども家庭庁の資料で確かめながら整理しました。理由の探し方や声のかけ方は、このサイトでは扱いません。
休むかどうかは家庭で考え、学校には担任を通じて連絡します。内申や進級を欠席の日数だけで自動的に決める全国一律の仕組みはありません。調査の「30日」は人数を数える物差しで、学校の中では、評価は学校が、出席扱いと進級は校長が判断します。入試での欠席や調査書の扱いは都道府県で違います。中学校は教科ごとに先生が違うので、連絡と質問は担任ひとりに集め、定期テスト・提出物・部活・別室の扱いを順に聞いていけば足ります。
※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
休んだ日を年度ごとに数えておきたいときは、欠席日数カウンターで合計を出せます。今朝言われたばかりで、まず朝の段取りを知りたいときは、学校に行きたくないと言われた朝の動き方を先に読んでください。
2026年10月時点の制度で確かめています
中学生が休み始めても欠席日数だけでは決まらない
中学生が休み始めても、内申や進級を欠席の日数だけで自動的に決める全国一律の仕組みはありません。入試での欠席や調査書の扱いは都道府県で違います。休むかどうかは家庭で考え、学校には担任を通じて連絡します。そのうえで、気がかりな場面ごとに「決めるのは誰か」が分かれています。※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
中学生の親が日数に敏感になるのは、成績が数字でつき、その先に高校受験が見えているからです。けれども、学校の中で成績をどうつけるか、進級をどうするか、休んだ日を出席扱いにできるかは、それぞれ学校が決めることで、評価は学校が、出席扱いと進級は校長が判断します。高校入試で欠席や調査書(内申書)をどう扱うかは、公立なら都道府県、私立なら高校ごとに決まっています。欠席の日数は、こうした判断の材料のひとつにはなりますが、日数を入れれば答えが出る計算式のようなものではありません。
※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
いまの状況に近い行だけ読めば足ります。中1・中2と中3では、学校に聞いておきたいことが変わるので、右の2列で分けています。
| いまの状況 | 今日やること | 中1・中2で学校に聞くこと | 中3で学校に聞くこと |
|---|---|---|---|
| 言い出したばかり | 休むかを家庭で考え、担任に欠席を伝える | 近いうちに小テストや提出物の締切があるか | 近いうちに進路の面談や実力テストの予定があるか |
| 休みが数日〜続いている | 連絡を担任ひとりにまとめてよいか聞く | 定期テストと提出物の扱いを誰と相談すればよいか | 進路の相談と調査書のことを誰と話せばよいか |
| 教室には入れない | 学校の中で過ごせる場所があるか聞く | 保健室や別室で過ごした日の出欠の扱い | 別室で受けられるテストや面談があるか |
表のうち、入試や調査書にかかわる項目は都道府県で違うので、学校に聞いたうえで、お住まいの都道府県の要項でも確かめておくと安心です。
たとえば、中2の子が言い出したばかりの場合と、中3の子が同じように言い出した場合では、今日学校に伝える言葉は変わりません。違うのは、中3の場合は進路の面談や願書の時期が学校の予定に入っているので、「近いうちに進路のことで決めることはありますか」と担任に一度聞いておくと、あとで慌てずに済む、という点です。中1・中2なら、まずは目の前の定期テストと提出物をどうするかを聞くところから始められます。※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
迷ったときは、「日数で何かが決まるか」ではなく「その場面を決めるのは誰か」で考えると、聞く相手がはっきりします。学校の中のことは担任を通して学校の判断を聞き、入試のことは都道府県の要項を見る、という分け方です。
中1・中2・中3で気になるところが違う
中学生といっても、学年によって学校に確かめておきたいことが変わります。
中学校では教科ごとに先生が替わり、定期テストや部活もあります。中3になると、進路の面談や調査書といった予定も学校の暦に加わります。学年ごとに聞くことを分けておくと、担任に何を聞けばよいかが絞れます。※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
学年ごとに、学校に確かめる先を並べると次のようになります。
- 中1:教科ごとに先生が違うので、まず担任に「教科の先生への連絡はどうすればよいか」を聞き、連絡の通り道を決める
- 中2:部活や学校行事の扱いは顧問だけで決めず、担任を通して学校と相談できるかを確かめる
- 中3:進路の面談の時期と、調査書について誰に聞けばよいかを担任に確かめ、入試での欠席の扱いは都道府県の要項で見る
中3の入試のことは、都道府県ごとの扱いの違いまで含めると長くなるので、不登校と高校受験の記事で扱っています。※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
たとえば、中1の秋に休みが始まった場合は、課題や提出物の質問も含めて、まず担任に集めてよいかを聞くところから始められます。中3の夏に休みが始まった場合は、目の前の定期テストよりも、進路の面談をいつ・どこで受けられるかを先に確かめておくと、そのあとの予定が立てやすくなります。
学年が違っても、学校に聞くときの入口が担任であることは同じです。学年ごとに聞きたいことを、担任に聞く質問の形に置き換えておくと、話が進みやすくなります。
「30日」は調査の数え方で内申の基準ではない
ネットでよく見る「30日」は、文部科学省の調査が不登校の人数を数えるときの物差しです。内申や成績をつけるときの基準として決められた日数ではありません。
調査では、何らかの理由で登校しない、またはしたくてもできない状況にあり、年度の間に30日以上欠席した児童生徒を、病気や経済的な理由による人を除いて「不登校」として数えています。
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
これは調査上の定義です。約35万4千人(令和6年度)という人数も、この定義で数えた結果です。だから、定義の中に「30日を超えたら成績がどうなる」「進級がどうなる」といったことは書かれていません。学校の中の扱いは、別のところで決まっています。
場面ごとに、決めるのが誰かを分けると次のようになります。
| 気になる場面 | 決めるところ |
|---|---|
| 不登校として調査に数えられるか | 文部科学省の調査の定義 |
| 成績・評価のつけ方 | 学校の判断 |
| 進級 | 学校。判断は校長 |
| 休んだ日を出席扱いにできるか | 学校。判断は校長 |
| 高校入試での欠席・調査書の扱い | 公立は都道府県、私立は高校ごと |
※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
表のように、日数の話が出てきても、どの場面の話なのかで答えを持っている相手が変わります。成績は学校の判断、進級は校長の判断なので、どちらも担任を通して学校としての考えを確かめられます。入試のことは、学校の先生に聞いたうえで、都道府県の要項にあたるのが確実です。※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
たとえば、日数で何かが決まるという話を見かけた場合、それが調査の定義の話なのか、ある都道府県の入試の話なのか、どこにも根拠のない話なのかを分けて読むと、必要以上に心配を抱えずに済みます。調査の定義には、内申の話は出てきません。※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
日数そのものは、家でも年度ごとに数えておくと、学校と話すときに同じ数字を見ながら話せます。数え方のくわしいところは何日休んだら不登校になるかの数え方で、年度の合計は欠席日数カウンターで確かめられます。
休んだ間の学習を成績に反映できる仕組みがある
2024年8月29日から、不登校の子が欠席中に行った学習の成果を、一定の条件を満たせば学校が成績評価に反映できる仕組みができています。休んでいる間の学習が、まったく成績に結びつかないわけではありません。
この仕組みは、文部科学省が省令を改め、要件を告示で定め、通知で学校に知らせたものです。小学校・中学校など義務教育段階の学校に通う、不登校の児童生徒が対象で、公布の日から始まっています。条件が文章ではっきり示されたことで、家庭の側も、どんな形の学習なら評価の対象になりうるかを、学校と同じ言葉で話せるようになりました。条件は3つで、いずれも学校が学習の中身や様子を確かめることが中心です。
| 条件 | 中身(要約) |
|---|---|
| 学習の計画・内容 | 学校が、その学習の計画や内容を在籍している学校の教育課程に照らして適切と認められるか確かめる |
| 学校と家庭の連携 | 学校と保護者などの間に連携・協力の体制が保たれ、学校が保護者などを通じて学習の状況を定期的・継続的につかんでいる |
| 学校による本人の学習の把握 | 学校が、訪問しての対面指導やICTを使ったオンラインでの相談・指導などを通じて、本人の学習の状況を定期的・継続的につかんでいる |
出典:文部科学省「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について(通知)」
大事なのは、これが「出席扱い」とは別の制度だということです。休んだ日を出席扱いにできる仕組みには、ICTなどを使った学習について要件が7つあり、こちらも判断は校長です。そして、出席扱いにした場合でも、その学習の成果を評価に反映する義務まではありません。出席扱いと成績評価は、それぞれ別の条件で、別々に判断されます。
- 休んだ日を出席として扱えるか
- ICTなどの学習では要件が7つ
- 判断は校長
- 欠席中の学習を成績に反映できるか
- 条件は3つ
- 学校が判断する
出典:文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」(出席扱いの要件)
たとえば、中2の子が家で学校から出された課題を進めている場合、学校がその学習の内容を確かめ、保護者などを通じて様子をつかみ、先生が家庭訪問やオンラインで本人の学習の様子を見ていれば、成績評価に反映できる条件に近づきます。ただし、条件を満たしているかを見るのも、実際に評価に入れるかを決めるのも学校で、学校の判断です。必ず反映されるわけではない、という前提で、「休んでいる間の学習を評価に入れていただくには、どんな形にすればよいですか」と担任に聞くのが入口になります。
出席扱いの7つの要件は、学校と調整する段階で読めば足ります。要件の中身と誰が決めるかは、出席扱いの要件と誰が決めるかにまとめています。
中学校への連絡は担任ひとりに集める
中学校では、連絡と質問を担任ひとりに集めると、親の負担がいちばん軽くなります。教科の先生や部活の顧問に一人ずつ連絡しなくても、担任を通して伝えてもらえるかを聞くことができます。
中学校は教科ごとに先生が違い、部活には顧問がいて、学年には学年の先生もいます。休みが続くと、課題は国語の先生、提出物は理科の先生、練習のことは顧問、と連絡先がばらばらになりがちです。親がそれぞれに連絡しようとすると、誰に何を伝えたか分からなくなり、学校の側でも話が食い違うことがあります。担任ひとりを窓口にすると、学校の中で情報が一か所に集まり、親が伝えることも一回で済みます。
連絡の手段は学校の決まりに合わせます。電話・連絡帳や学校のアプリ・メールのそれぞれで、窓口をまとめたいことを伝える短い文例を置いておきます。
電話のとき
「◯年◯組の◯◯の母(父)です。しばらく休む日が続くかもしれません。教科の先生や部活の顧問へのご連絡を、担任の先生にまとめてお願いしてもよろしいでしょうか。」
連絡帳・学校のアプリのとき
「本日も欠席します。教科の課題や提出物のことは、担任の先生を通してお知らせいただけると助かります。」
メールが使える学校のとき
「いつもお世話になっております。◯◯は今週も欠席が続いています。今後のご連絡は担任の先生にまとめてお願いできればと考えています。定期テストと提出物の扱いについて、ご都合のよいときにご相談させてください。」
窓口を担任にまとめたあとでも、出欠や成績の扱いを決めるのは学校です。成績は学校の判断で、出席扱いと進級は校長が判断します。親の側からは「こういう形にできますか」と聞き、学校としての答えを担任から受け取る、という流れになります。
たとえば、担任が部活の顧問を兼ねている場合は、話が一か所で済みます。反対に、担任が不在がちな時期や、担任に伝えにくい事情があるときは、学年の先生など担任の代わりに話せる先生が誰かを、一度だけ聞いておくと困りません。毎朝の欠席の伝え方そのものは、学校への欠席連絡の伝え方で手段ごとに扱っています。
窓口を決めることは、学校に何かを頼み込むことではありません。「誰に聞けばよいか」を決めておくだけで、そのあとの定期テストや部活の相談が、ずっと進めやすくなります。
定期テストと提出物は学校に扱いを聞いておく

定期テストと提出物は、休んでいる間にどう扱うかを、学校に先に聞いておけます。別室で受けられるか、提出の方法を変えられるか、評価にどう入れるかは学校が決めることで、学校の判断です。
先に聞いておくと楽になるのは、定期テストにも提出物にも日付があるからです。テストの日が近づいてから「受けたほうがいいのか」を家で考え始めると、迷っているうちに当日が来てしまいます。学校の側でも、別室を用意するか、あとから受ける機会を設けるかといった対応には準備が要ります。だから、日付が決まっているものほど、早めに扱いを確かめておくほうが、子どもにも学校にも余裕ができます。
- 1窓口を担任に決める教科・部活の連絡も担任を通す
- 2定期テストの受け方別室やあとからの受験ができるか
- 3提出物の出し方届け方や期限の相談ができるか
- 4部活と学校の中の居場所休部や別室の扱いを聞く
担任に聞くときは、次のような言い方ができます。
- 「定期テストを、教室以外の部屋で受けることはできますか」
- 「テストの日に来られなかった場合、あとから受ける機会はありますか」
- 「提出物を家から届けたり、学校のアプリで出したりできますか」
- 「休んでいる間の提出物は、評価にどう入りますか」
どれも、できるかどうかは学校によって違います。できない場合でも、その学校での扱いが分かれば、家で考えることはそれ以上増えません。
たとえば、子どもが「テストの日だけなら行けるかもしれない」と言っている場合は、テストを受ける部屋や時間の配慮ができるかを担任に聞いておくと、当日に迷わずに済みます。反対に、テストの日も来られそうにない場合は、提出物や課題の形で学習の様子を学校に伝えられるかを聞く、という選び方があります。休んでいる間の学習を成績に反映できる仕組みについては、上の「成績に反映できる仕組み」の項の条件を、担任と話すときの手がかりにできます。
テストや提出物は、親が家で抱え込まずに、学校の扱いを聞くところまでにしておけば足ります。受けるか出すかの最終的な形は、学校の答えを聞いてから子どもと決められます。
部活をどうするかは学校と分けて決めてよい
部活をどうするかは、学校に行くか行かないかとは分けて、家庭と学校で決められます。授業を休んでいる間の部活の扱いや、休部・退部の手続きは学校ごとに違うので、まず担任に聞くのが早道です。
部活を分けて考えてよいのは、部活が授業とは別の時間・別の先生のもとで動いているからです。部活に参加できるかどうかも、授業とは別に学校に聞けます。顧問に直接伝えるのが気が重いときは、担任を通して伝えてもらえるかを確かめられます。
担任に確かめておきたいのは、次のようなことです。
- 授業を休んでいる日に、部活だけ参加してもよいか
- 部活をしばらく休むとき、顧問への連絡は担任を通してよいか
- 休部や退部の手続きがあるか、あるならいつまでに何をすればよいか
- 大会や発表会など、部活の予定で先に知っておくことがあるか
授業を休んでいる日に部活だけ参加できるかは、学校によって扱いが違います。家の考えだけで決めずに、学校に一度聞いておくと、あとで行き違いが起きません。
たとえば、運動部で大会の登録の時期が近い場合は、登録をどうするかを顧問が決めなければならないことがあります。このときも、担任に「部活のことで先に決めておくことはありますか」と聞いておけば、顧問の側の予定を知ることができます。文化部で発表の予定がある場合も同じで、出られるかどうかをその場で決めなくても、予定があることを知っておくだけで考えやすくなります。
部活を続けるかやめるかは、扱いと期限を学校に確かめてから決められます。
教室に入れないなら学校の中の居場所を聞く
教室には入れないけれど学校には行けそう、という場合は、保健室や別室、校内教育支援センターといった、学校の中で過ごせる場所があるかを聞けます。そうした場所の名称や有無は学校で違い、そこで過ごした日の出欠をどう扱うかは学校が決めます。
学校の中の居場所を聞く意味があるのは、教室に入ることだけが学校での過ごし方ではないからです。ただ、どんな部屋がどれだけ使えるか、誰が付き添うか、何をして過ごすかは、学校の広さや先生の数でも変わります。だから、「ありますか」と聞くところから始めるのが確実です。
担任に聞くときの手がかりを、場所ごとに分けると次のようになります。
| 場所 | 聞いておくこと |
|---|---|
| 保健室 | 体調とは別に、しばらく過ごしてよい時間があるか |
| 別室(相談室など) | 使える時間帯、誰がいるか、課題をそこで進められるか |
| 校内教育支援センター | その学校にあるか、使うときの手続きや申込 |
※校内教育支援センターなどの名称・有無は学校や市区町村で違います。お住まいの市区町村や在籍している学校で確認してください。
別室で過ごした日を出欠の上でどう扱うかは学校が決めることで、判断は校長です。親の側からは「別室で過ごした日は、出欠の上でどう扱われますか」と聞けば、その学校での扱いが分かります。
たとえば、朝は教室に入れないけれど、午後なら別室で課題をしてもよいと言っている場合は、午後から登校する連絡の仕方と、別室を使える時間を担任と決めておくと、その日の動きが決めやすくなります。保健室なら行けそうと言っている場合も、保健室の先生がほかの子の対応をしている時間があるので、いつなら使えるかを先に確かめておくと行き違いが減ります。
教室に入れないことと、学校に行けないことは同じではありません。学校の中の居場所を聞いておくと、休むか行くかの二択だけで考えずに済みます。
中学生の親が今日相談できる公的な窓口
中学生の子のことで、今日のうちに話を聞いてもらえる公的な窓口があります。学校に相談する前でも使え、子ども本人がかけられる窓口もあります。
窓口がいくつもあるのは、受け持つ範囲がそれぞれ違うからです。夜や休みの日に話したいのか、学校の外の人に話したいのか、学校の中の人に聞いてほしいのかで、向いている窓口が変わります。
- スクールカウンセラー:在籍している中学校に、親だけでも話を聞いてもらえるか担任か学校の窓口に問い合わせる
- 教育支援センター(適応指導教室)・教育相談:市町村などの教育委員会が置く公的な場。名称や申込方法は市町村で違い、費用がかかるかどうかも教育委員会に確かめる
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(文部科学省が案内する窓口。子どもも保護者も相談できる。24時間・通話料無料)
- 子どもの人権110番:0120-007-110(法務省。平日8時30分〜17時15分・無料。子どものことで悩む大人もかけられる)
- 児童相談所相談専用ダイヤル:0120-189-783(こども家庭庁。無料)
※教育支援センターの名称・場所・申込方法は自治体で違います。お住まいの市区町村で確認してください。
朝になるとお腹が痛い、起きられないといった体の様子や、気持ちの様子が何から来ているのかは、この記事では扱いません。学校医・小児科・スクールカウンセラーへ相談してください。
たとえば、学校とのやりとりの進め方を学校の外の人に相談したいときは、市町村の教育委員会に「中学生の子が学校を休んでいます。教育支援センターや教育相談はありますか。親だけで相談できますか」と聞くと、名称や場所を確かめる手がかりになります。24時間子供SOSダイヤルは、子どもも保護者も相談できる窓口です(24時間・通話料無料)。窓口の選び方と電話の前に用意するものはどこに相談できるかで、窓口の一覧は相談できるところで確かめられます。担任と面談の時間を取るときは、担任との面談で決めることも役に立ちます。
出典:文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/法務省「子どもの人権110番」/こども家庭庁「関連サービスの相談窓口」/文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について」
学校と出席の扱いを話す段階に進むなら → 出席扱いの要件と誰が決めるか
よくある質問
中学生は何日休むとやばいですか?
全国一律に決まった日数の基準はありません。学校の中の扱いは学校が決め、出席扱いと進級は校長が判断します。入試での扱いは都道府県の要項が決めます。調査の「30日」は不登校の人数を数えるための物差しです。※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
中学生が学校を休んだ方がいいサインはありますか?
体や気持ちの様子から休ませるかどうかを見立てることは、家で見て決められることではないので、この記事では扱いません。学校医・小児科・スクールカウンセラーへ相談してください。相談するときは、いつからどんな様子だったかを日付で残しておくと話が進みやすくなります。
理由を言わないまま休んでいるとき、学校にはどう連絡しますか?
休むかどうかは家庭で考え、学校には担任を通じて連絡します。理由の書き方は学校によって違うので、担任に確かめられます。理由の探し方や聞き出し方は、このサイトでは扱っていません。相談先には、学校のスクールカウンセラーのほか、子どもも保護者も相談できる24時間子供SOSダイヤル(24時間・通話料無料)があります。
中3から休み始めても高校受験はできますか?
高校入試で欠席や調査書をどう扱うかは、公立なら都道府県、私立なら高校ごとに決まっていて、一律の答えはありません。まず担任に進路の面談の時期と調査書について誰に聞けばよいかを確かめ、入試での扱いは要項で見るのが確実です。くわしくは不登校と高校受験で扱っています。※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。
休んでいる間に家で勉強すれば成績はつきますか?
2024年8月29日から、小学校・中学校など義務教育段階の学校に通う不登校の児童生徒について、欠席中に行った学習の成果を、3つの条件をすべて満たし学校が認めた場合に、学校の判断で成績評価に反映できる仕組みがあります。条件は、学校が学習の計画・内容を確かめること、学校と保護者などの連携、学校による本人の学習の把握です。必ず反映されるわけではないので、どんな形なら評価の対象になるかを担任に聞くのが入口です。
出席扱いにしてもらうことはできますか?
休んだ日を出席扱いにできる仕組みはあり、ICTなどを使った学習については要件が7つあります。出席扱いにするかの判断は校長です。成績評価とは別の制度なので、出席扱いになっても評価に反映する義務まではありません。要件は出席扱いの要件と誰が決めるかにまとめています。
私立中学で休みが続くと、退学になりますか?
私立中学での在籍や進級の扱いは、学校ごとに違います。このサイトでは一般論として答えられないので、その学校に直接確かめてください。担任か学年の先生に「休みが続いた場合の扱いを教えていただけますか」と聞くのが入口になります。
今日できることは1つ、担任に「しばらく休むかもしれません。連絡は担任の先生にまとめてもいいですか」と伝えることです。窓口が決まれば、定期テストや部活のことは、そのあと一つずつ聞いていけます。

