高卒認定試験とは?|受けられる人・科目・合格で得られる資格・試験の時期

机の上のノート

  • 高卒認定試験って、何をする試験なの?昔の大検と同じ?
  • 中学を出たばかりの子でも受けられるの?
  • 高校に在籍したまま、休学中でも受けられる?
  • 何科目あって、試験はいつ、年に何回あるの?
  • 一度に全部の科目に受からないと、やり直しになるの?
  • 高校で取った単位は、無駄にならない?
  • 合格したら大学に行ける?最終学歴は中卒のまま?
  • 独学でいけるのか、塾に行かないと無理なのか分からない

上記のような悩みに答えます。

文部科学省の調査では、小中学校の不登校は35万4千人(令和6年度)でした。学校に行けない時期が続いて、高校に進まない、高校をやめた、休学している、という子の親が調べ始めるのが、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定・高認)です。文部科学省が行う国の試験で、高校を卒業した人と同等以上の学力があるかどうかを認定します。検索の上位には文部科学省のページのほか、予備校や通信制高校を運営する事業者の記事が並び、合格までの期間や合格率の数字を示して自社のコースに話が向かうものが目立ちます。そこで、受けられる人・科目・日程・合格で得られるものという基本を押さえたうえで、科目ごとに合格を積み上げる仕組み、高校で取った単位による免除、合格しても変わらないこと、高校に通う道との並べ方まで、試験の規則と文部科学省の実施要項・Q&Aの原文で確かめながら整理しました。

先に答え

高卒認定は、試験の年度の終わりまでに満16歳以上になる人(大学入学資格がある人を除く)が受けられる国の試験です。高校に在籍中・休学中でも受けられます。試験は年2回(8月と11月)で、合格に必要なのは理科の選び方によって9〜10科目です。科目ごとに何回かに分けて合格を積み上げることができ、合格すると大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。ただし、最終学歴は高校卒業にはなりません。

2026年10月時点の制度で確かめています

出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」

目次

高卒認定試験は高校卒業と同じ程度の学力を認める国の試験

高卒認定は、高校を卒業していない人が、高校を卒業した人と同等以上の学力があることを試験で示すための仕組みです。以前は大学入学資格検定(大検)と呼ばれていた試験で、いまは文部科学大臣が、各都道府県の教育委員会などの協力を得て行っています。

文部科学省の実施要項は、試験の趣旨をこう書いています。

高等学校卒業程度認定試験(以下「高卒認定試験」という。)は,様々な理由で,高等学校を卒業できなかった者等の学習成果を適切に評価し,高等学校を卒業した者と同等以上の学力があることを認定するための試験である。

文部科学省「令和8年度高等学校卒業程度認定試験実施要項」

「様々な理由で」と書かれているとおり、受ける理由は問われません。学校に行けない時期があった、高校が合わずにやめた、体調で休学している、といった事情の違いで受けられるかどうかが変わる試験ではありません。決まっているのは、年齢(試験の規則)と、すでに大学入学資格を持っていないこと(実施要項)の2つです。

この試験がわかりにくいのは、名前に「高校卒業」と入っているのに、合格しても高校を卒業したことにはならない点です。認定されるのは「学力」で、学歴ではありません。この区別はあとの「合格で得られる資格と変わらないこと」の項で詳しく書きます。

たとえば、中3の子が学校を休んでいて、高校に進むかどうか決められない場合でも、高卒認定はすぐに必要になるものではありません。まずは「高校に行かなくても、大学や専門学校を目指す道は閉じていない」と知っておくための制度として位置づけておけば足ります。反対に、すでに高校をやめた、休学が長くなっている、という場合は、具体的な受け方まで確かめておく意味があります。

高卒認定試験を受けられる人

年齢の条件は、試験の規則で決まっています。受験しようとする試験の日がある年度の終わりまでに満16歳以上になる人です。令和8年度の実施要項では、令和9年3月31日までに満16歳以上になる人、と書かれています。あわせて実施要項は、大学入学資格をすでに持っている人(高校を卒業した人など)は除く、としています。

いまの状況 受けられるか 先に確かめること
中学に在籍中(中3の年度まで) まだ受けられない(その年度に満16歳にならないため) 卒業した次の年度に受けられる回
中学を卒業した次の年度(同じ学年の子が高校に入る年度) 受けられる(その年度のうちに満16歳になる) 受けたい回と、出願の時期
高校に在籍していて、登校している 受けられる 合格した科目を在籍校の単位にできるか(学校長の判断)
高校に在籍していて、休学中 受けられる 休学中に受けることを在籍校に伝えるか、単位の扱い
高校をやめた(中退した) 受けられる 高校で修得した科目の単位修得証明書を取れるか
高校を卒業した 受けられない(大学入学資格があるため) —

高校に在籍したままでも受けられることは、文部科学省のQ&Aで「高等学校(全日制、定時制、通信制)に在籍中でも受験できますので、休学中でも受験可能です」と書かれています。

年度の終わりまでで数えるので、同じ学年の子は、誕生日の早い遅いに関係なく同じ回から受けられます。

たとえば、中学を卒業した子は、卒業した次の4月からの年度(同じ学年の子が高校に入る年度)の試験から受けられます。その年度の8月の回の時点で16歳の誕生日を迎えていなくても、年度のうちに16歳になるので条件を満たします。一方、合格したあとの効力は18歳から生じます(あとの項で書きます)。早く受けても損にはなりませんが、大学に進む時期は18歳が目安になる、と頭に入れておくと計画が立てやすくなります。

高卒認定試験の科目は9〜10科目

試験科目は、国語・地理・歴史・公共・数学・理科・英語・情報です。令和8年度の試験科目には「情報」が含まれています。理科だけは選び方が2通りあり、それによって合格に必要な科目数が9科目か10科目に分かれます。

理科の選び方 理科の科目数 合格に必要な科目数
科学と人間生活+基礎を付した科目から1科目 2科目 9科目
基礎を付した科目(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎)から3科目 3科目 10科目

試験は主に多肢選択の問題で、解答はマークシート方式です(実施要項)。出題の範囲は、高校でそれぞれの科目を履修した程度、と規則に書かれています。

高卒認定は、受験資格から合格までこの順番
  1. 1受験資格を確かめる年度の終わりまでに満16歳以上
  2. 2科目を決める理科の選び方で9〜10科目
  3. 3試験を受ける年2回(8月と11月)
  4. 4合格を積み上げる科目ごとに、何回かに分けて

科目数が「9〜10」と幅を持っているのは、理科の選び方を受ける人が決められるからです。基礎の科目を3つ選ぶより、科学と人間生活を含めて2つにするほうが科目数は1つ少なくなります。どちらを選ぶかは、得意不得意と、この先に進みたい学校で理科の何が要るかで考えることになります。

たとえば、看護や理工系の学校に進みたい場合は、入学後に必要になる理科の基礎を意識して選ぶ、という考え方があります。進みたい分野がまだ決まっていない場合は、科目数の少ない選び方から始めて、あとから必要に応じて学び直す、という順番もありえます。どちらにしても、受ける科目は出願のときに選ぶので、受験案内の科目の説明を読んでから決めてください。

出典:文部科学省「試験科目・合格要件・出題範囲」

高卒認定試験は年2回、出願は郵送

試験は年2回あり、令和8年度は第1回が8月6日・7日(実施済み)、第2回が11月7日・8日です。どちらも2日間に分けて、科目ごとの時間割で行われます。

願書の受付期間は、令和8年度は第1回が4月6日〜5月13日、第2回が7月21日〜9月11日(どちらも消印有効)でした。令和8年度第2回の出願は9月11日の消印有効で終わっています。いまから受けるなら、次に受けられるのは次の年度の回で、日程は文部科学省のページで公表されます。出願は、受験案内に添付されている封筒を使い、文部科学省宛てに簡易書留で郵送します。持参での受付はありません。受験案内の入手方法は、文部科学省のページに書かれています。

出典:文部科学省「受験案内の入手方法」

合格の発表は、本人宛ての通知で届きます。令和8年度の結果通知の発送予定は、第1回が9月1日(発送済み)、第2回が12月8日です。全科目に合格した人には合格証書、一部の科目に合格した人には科目合格通知書が送られます。

試験会場は、各都道府県の教育委員会の推薦などをもとに文部科学省が決めます。会場は都道府県で違うので、受験案内や文部科学省の公示で確認してください。

日付は毎年変わるので、上の日付は令和8年度のものとして読んでください。次の年度の日程は、文部科学省のページで公表されます。

出願で気をつけたいのは、提出した出願書類と受験料は返却されない、という点です(文部科学省のQ&A)。住民票や写真、受験料の収入印紙を付け忘れると受理されないことも書かれています。受けると決めたら、締切の直前ではなく、書類をそろえる時間を見込んで受験案内を取り寄せておくと落ち着いて準備できます。

たとえば、次の年度の8月の回を受けたい場合は、春の受付が始まる前に受験案内を取り寄せて、必要な書類を確かめておく順番になります。高校で修得した科目の免除を願い出るなら、在籍していた高校に証明書を頼む時間も要ります。

高卒認定の合格は科目ごとに積み上げられる

高卒認定は、一度に全部の科目に合格しなくても構いません。試験の規則には、2回以上にわたって、それぞれ1つ以上の科目を受けることができる、と書かれています。1科目でも合格点を取れば「科目合格者」になり、その科目は次の回から受け直す必要がありません。

この仕組みがあるので、受け方は家ごと、子ごとに組み立てられます。

受け方の例 向いている場合
1回で全科目を受ける 学習がある程度進んでいて、早く合格をそろえたい
2〜3回に分けて、得意な科目から受ける 学習の時間をかけたい。まず1科目でも合格を得たい
高校で修得した科目は免除にして、残りだけ受ける 高校に在籍していた(している)

仕事や体調の都合で、まとまった時間を学習に使えない場合にも使える仕組みです。

たとえば、学習の時間をかけたい場合は、最初の回は得意な1〜2科目だけを受けて、試験の雰囲気を知る、という使い方もあります。合格した科目は残るので、次の回で受ける科目が減ります。反対に、早く大学受験に進みたい場合は、1回目から多くの科目を受けて、落とした科目だけ次の回で受ける、という組み立てになります。

「難しいのか」「何か月で取れるのか」は、検索でよく聞かれることです。ただ、合格までの期間は、受ける科目の数、それまでの学習の状況、使える時間で大きく変わります。このサイトでは、公的に確かめられない期間や合格率の数字は書きません。出題の形と難しさは、文部科学省が公開している過去問題で自分の目で確かめるのが確かです(下の「勉強は無料の方法から」の項)。

高校の単位で高卒認定の科目を免除できる

高校に在籍していた、または在籍している子は、高校で修得した科目によって、高卒認定の試験科目を免除してもらえる場合があります。試験の規則は、高校で各試験科目に相当する科目を修得した人は、願い出によりその科目の試験を免除する、としています。

免除のポイントは3つです。

  • 免除は自動では行われない。出願のときに願い出て、資格を証明する書類(単位修得証明書など)を添える
  • 全部の科目を免除にすることはできない。少なくとも1科目は試験を受けて合格する必要がある
  • 英語の検定など、文部科学大臣が定める技能審査の合格によって免除になる科目もある

出典:高等学校卒業程度認定試験規則(e-Gov法令API)/文部科学省「免除要件」(高校の単位・技能審査)

免除が認められるのは、高校で同じ程度の学習をすでに終えているからです。同じ内容を試験でもう一度確かめる必要はない、という考え方です。ただし、免除に必要な単位数などは免除要件で決まっていて、高校で「修得済み」と言われた科目が、そのまま免除になるとは限りません。文部科学省のQ&Aにも、単位数が足りない場合の扱いについての質問が載っていて、文部科学省の様式で作った単位修得証明書で確かめるように、とされています。音楽や体育のように、試験科目にない科目は免除の対象になりません。

たとえば、高1の途中まで通って高校をやめた子の場合、修得できた科目があれば、その単位修得証明書を在籍していた高校に頼むことになります。どの科目が免除の対象になるかは、証明書と免除要件を並べて確かめます。出願の書類を出し間違えると免除が受けられないことがあるので、受験票が届いたら免除になった科目の記載も確かめておきます。

高卒認定の合格で得られる資格と変わらないこと

高卒認定に合格すると、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。学校教育法施行規則は、大学入学に関して高校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者に、高卒認定試験の合格者を挙げています。文部科学省の概要は、合格者は就職や資格試験などにも活用できる、と書いています。

一方で、変わらないこともあります。文部科学省のQ&Aは、合格すると最終学歴は高校卒業になるのか、という問いに、こう答えています。

なりません。合格者は高等学校を卒業した方と同等以上の学力があると認められますが、高等学校を卒業しなければ最終学歴は高等学校卒業とはなりません。

文部科学省「高卒認定試験Q&A 高等学校卒業程度認定試験とは」/学校教育法施行規則(e-Gov法令API)

高卒認定の合格で変わること・変わらないこと
変わること

  • 大学・短大・専門学校の受験資格が得られる
  • 就職・資格試験などに活用できる
変わらないこと

  • 最終学歴は高校卒業にならない
  • 扱いは採用試験・資格ごとに確かめる

就職や資格の場面でどう扱われるかは、相手によって違います。文部科学省は、高卒認定の合格を高校卒業と同等とみなしている採用試験・国家資格の一覧を公開していますが、すべてを網羅しているわけではない、と断っています。応募や受験を考えている先がある場合は、その募集要項や担当の窓口で確かめるのが確かです。資格によっては、合格のほかに実務経験などが求められるものもあります。

もう1つ、年齢の決まりがあります。18歳になる前に全科目に合格した場合は、18歳に達した日の翌日から合格者となります(試験の規則)。文部科学省のQ&Aでは、満18歳の誕生日から合格の効力が生じること、ただし年度内に満18歳になるなら、誕生日の前でも大学受験は可能であること、が書かれています。

たとえば、16歳で全科目に合格した子は、合格証書は受け取れますが、大学の受験は18歳になる年度に合わせて考えることになります。その間に、受けたい大学の学部で必要な科目を学ぶ、専門学校の情報を集める、という時間に使えます。

高卒認定と高校に通う道を並べて考える

高卒認定は、高校に通う道の代わりにもなりますが、どちらか一方を選ばなければならないものではありません。高校に在籍しながら受けることもでき、高校を卒業する道と組み合わせることもできます。

道 得られるもの 通い方 考えておくこと
全日制の高校 高校卒業(最終学歴が高卒) 平日の昼に毎日 毎日の登校
定時制の高校 高校卒業 夜間や昼間の一部の時間 卒業までの年数は学校で確かめる
通信制の高校 高校卒業 レポートと決まった日の登校(スクーリング) 学校ごとに登校日数と学費が大きく違う
高卒認定 大学・短大・専門学校の受験資格(最終学歴は変わらない) 通学なし。年2回の試験 学習の場を自分で用意する

高校に通う道には、卒業という学歴に加えて、先生や同年代の人と過ごす場、学校を通じた進路の相談、という面があります。高卒認定には、通学がなく、自分のペースで科目を積み上げられるという面があります。どちらが合うかは、子の状態と、この先に何をしたいかで変わります。

たとえば、高校をやめるかどうか迷っている場合でも、高卒認定は在籍したまま・休学したままで受けることもできます。合格した科目を在籍校の単位として認める場合もあるので(下の項)、在籍校に確かめてから決められます。通信制高校に移る道もあり、高校受験からの全体の流れは不登校からの高校受験に、学費の比べ方は学費シミュレーターにまとめています。

在籍している高校・中学校に聞くこと

高卒認定は個人で出願する試験ですが、在籍している(していた)学校に聞いておくと話が早くなることがあります。

高校に在籍中・休学中なら、確かめておきたいのは単位の扱いです。文部科学省のQ&Aには、高卒認定で合格した科目を、学校長の判断で高校の単位として認める場合がある、と書かれています。単位として認めるかどうか、認める場合の単位数は学校長の判断なので、出願する前に学校と相談するように、ともあります。なお、高卒認定で受けられるのは最大10科目なので、高卒認定の受験だけで、高校卒業に必要な単位を全部修得することはできません。

高校をやめた場合は、免除のための単位修得証明書を、在籍していた高校に頼みます。中学を卒業した子の場合は、進路の相談相手として中学校の先生に話しておくこともできます。

在籍している高校への伝え方の例です。

電話で

「◯年◯組の◯◯の母(父)です。高卒認定試験を受けることを考えています。合格した科目を、学校の単位として認めていただける場合があるか、ご相談できますか。」

面談で

「高卒認定の科目のうち、この学校で修得した科目は免除を願い出たいと考えています。単位修得証明書をお願いするには、どうすればよいですか。」

メールや連絡帳で

「休学中に高卒認定試験を受けることを考えています。在籍のことや単位の扱いで、出願の前に確かめておくことがあれば教えていただけると助かります。」

聞いた答えは、日付と担当の先生の名前と一緒にメモしておきます。単位の扱いは学校ごとに違うので、ほかの学校の例ではなく、在籍している学校の答えを基準にします。

高卒認定の勉強は無料の方法から

机の上のノートと鉛筆

高卒認定の勉強に、決まった教材や通う場所はありません。何で学ぶかは自由です。まずは無料で使えるものから並べます。

学び方 費用 できること
文部科学省の過去問題と解答 無料 出題の形と難しさを自分で確かめる。受ける科目を決める材料になる
在籍している(していた)学校の先生 無料 単位や免除の相談。在籍中なら学習の相談ができる場合もある
教育支援センター(市区町村の教育委員会) 無料 学びの場。中学生年代が中心で、高校生年代の受け入れは自治体で違う
図書館・市販の問題集 無料〜書籍代 自分のペースで科目ごとに学ぶ
塾・予備校・家庭教師 有料 学習の計画づくりや、わからないところを個別に教わる

出典:文部科学省「高等学校卒業程度認定試験 解答・過去問題」

試験はマークシートの多肢選択なので、過去問題を解くと、どの科目がどのくらい手ごわいかが見えてきます。最初に過去問題を1回分見てから、独学で進める科目と、誰かに教わりたい科目を分けると、お金をかけるところを絞れます。

たとえば、国語や英語は市販の問題集で進められそうでも、数学だけは一人では進めにくい、という場合は、数学だけを個別に教わる、という組み合わせもできます。全部を有料のコースにする必要はありません。

学び直しから高卒認定、その先の大学受験までを見据えて、個別に教わりたい場合は、不登校や中退の経験がある人向けの塾という選び方もあります。

※この枠にはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

お金をかけずに始めるなら、上の表の過去問題と在籍校への相談が先の選択肢です。そのうえで、高卒認定や大学受験まで見据えて個別に教わりたい場合は、不登校や中退の経験がある人向けの塾もあります。無料の面談で、通い方と費用を先に聞けます。

キズキ共育塾の無料面談を見る

高卒認定を無料で相談できる窓口

高卒認定のことや、その前の学びの場のことは、無料の公的な窓口でも相談できます。子ども本人からでも、親からでもかけられます。

  • 文部科学省(高卒認定試験の担当):出願や免除の手続きの問い合わせ。まずQ&Aを読んでから
  • 在籍している(していた)高校・中学校の先生:単位・免除・進路の相談
  • 市区町村・都道府県の教育委員会の教育相談:学びの場や進路の相談先を聞ける
  • 教育支援センター(適応指導教室):市区町村の教育委員会が置いている学びの場。利用は無料。受け入れる年代は自治体で違う
  • 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(文部科学省。24時間)
  • 子どもの人権110番:0120-007-110(法務省。無料。子どものことで悩む大人もかけられる)
  • 児童相談所相談専用ダイヤル:0120-189-783(こども家庭庁。無料)

迷うときは、試験の手続きの話なら文部科学省のQ&Aと受験案内、単位や免除の話なら在籍校、学びの場や進路全体の話なら教育委員会の教育相談、夜や休みの日にいま誰かに話したいなら24時間子供SOSダイヤル、という分け方ができます。子の心や体の調子について相談したいことがある場合は、この記事では扱いません。学校医・小児科・スクールカウンセラーへ相談してください。

出典:文部科学省「高等学校卒業程度認定試験Q&A」/文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/法務省「子どもの人権110番」/こども家庭庁「関連サービスの相談窓口」

窓口の一覧は相談できるところにもまとめています。


よくある質問

高卒認定試験は難しいですか?

難しさは、受ける科目と、それまでの学習の状況で変わります。試験はマークシートの多肢選択で、出題の範囲は高校でその科目を履修した程度です。文部科学省が過去問題と解答を公開しているので、1回分を解いてみると、自分にとっての難しさが分かります。

高卒認定に合格しても中卒扱いですか?

最終学歴は、高校を卒業しなければ高校卒業にはなりません(文部科学省のQ&A)。一方で、合格者は高校を卒業した人と同等以上の学力があると認められ、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。就職や資格での扱いは、相手の募集要項や窓口で確かめてください。

高卒認定を受ける条件は何ですか?

試験の日がある年度の終わりまでに満16歳以上になることです。大学入学資格をすでに持っている人は受けられません。高校に在籍中・休学中でも受けられます。

高卒認定は何か月で取れますか?

決まった期間はありません。試験は年2回で、科目ごとに何回かに分けて合格を積み上げられるので、受ける科目の数と学習の進み方で変わります。高校で修得した科目があれば免除を願い出られ、受ける科目を減らせます。

16歳で合格したら、すぐに大学を受けられますか?

18歳になる前に全科目に合格した場合、合格の効力は18歳の誕生日から生じます。文部科学省のQ&Aでは、年度内に満18歳になるなら、誕生日の前でも大学受験は可能とされています。それまでの時間は、進みたい分野の学習に使えます。

受験料は返してもらえますか?

提出した出願書類と受験料は、受験しなかった場合でも返却されません(文部科学省のQ&A)。受験料の額と納め方は、その年度の受験案内で確かめてください。

高校をやめて高卒認定にしたほうがいいですか?

どちらがよいかは、子の状態と、この先に何をしたいかで変わります。高卒認定は高校に在籍したままでも受けられ、合格した科目を在籍校の単位として認める場合もあります(学校長の判断)。やめる前に在籍校に単位の扱いを相談すると、選べる道が広がります。

今日できることは1つ、文部科学省の「受験案内の入手方法」のページを開き、次に受けられる回の受験案内の取り寄せ方を確かめることです。取り寄せた受験案内で科目と免除の欄を見れば、高校に通う道と並べて考える材料がそろいます。受けるかどうかは、そのあとで決めれば足ります。

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この記事を書いた人

不登校のしおり編集部です。不登校にまつわる学校の制度と手続きについて、法令や省庁・自治体の公式資料を原文で確かめ、確認日を添えてまとめています。

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