小学生・低学年の不登校、担任との面談で決めることと持っていくもの

カーテンの揺れる窓辺

  • 担任から「一度お話を」と言われたけれど、何の話をされるのか分からない
  • 面談で、何を決めてくればいいの?
  • 何を持っていけばいい?手ぶらで行ってもいい?
  • 子どもも一緒に連れていったほうがいい?
  • 休んでいる理由を聞かれても、答えられることがない
  • 仕事があって、平日の昼に学校へ行けない
  • 面談で言われたことを、あとで忘れてしまいそう
  • 出席の扱いや、何日休んだかの話をされたら、どう返せばいい?

上記のような悩みに答えます。

文部科学省の調査では、小中学校の不登校は35万4千人(令和6年度)でした。小学校の低学年で休む日が続くと、担任から面談を打診されたり、親のほうから話す場をお願いしたりする場面が出てきます。検索すると、面談での心構えや子どもへの関わり方、学校に伝える例文をまとめた記事は見つかりますが、その面談で具体的に何を決めて帰ればいいのか、何を持っていけば話が進むのかまで書いたものは、ほとんど見当たりません。そこで、面談で決めなくていいことを先に分けたうえで、決めておく連絡と配布物の段取り、持っていく記録、答えにくい質問の持ち帰り方、面談のあとに残すメモまで、文部科学省の資料で確かめられることと分けながら整理しました。

先に答え

低学年の子の担任との面談で決めておくのは、毎日の連絡の仕方、配布物の受け取り方、学校からの連絡の窓口、欠席の記録の確かめ方、次に話す日の5つです。休んでいる理由や、これから学校に行くかどうか、出席の扱いを、その場で決める必要はありません。持っていくのは、休んだ日と学校とのやりとりを日付で書いた記録と、聞きたいことのメモで足ります。

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目次

面談の準備は、いまの段階で変わる

面談といっても、担任から打診された直後なのか、日時がもう決まっているのか、面談を終えたところなのかで、いまやることは違います。いまの段階に近い行だけ読んでください。

いまの段階 先に確かめること この段階でやること
担任から面談を打診された 何の話をする場か・誰が同席するか・場所 日時を決める前に、場の目的を聞く
親から面談をお願いしたい 担任の都合のよい時間帯 連絡帳やアプリで、話したいことの見出しを添えてお願いする
日時が決まった(面談の前日まで) 家の記録がそろっているか 記録と、聞きたいことのメモを用意する
面談が終わった 決まったこと・持ち帰ったこと その日のうちにメモにして、家族と担任に共有する

段階によって準備が変わるのは、打診の段階で面談の目的を聞いておくと、準備するものを絞れるからです。どんな話をする場なのかが分からないまま日時だけ決めると、当日は担任の話を聞くだけで時間が終わり、親の側で決めておきたかった連絡の段取りが後回しになりがちです。反対に、打診の段階で「どんなお話になりますか」と一度聞いておけば、持っていく記録も、聞いておきたいことも、前もって絞れます。

たとえば、担任から電話で「一度学校でお話ししませんか」と言われた場合は、その電話の中で「どんなお話になりますか。こちらからも、毎朝の連絡の仕方をご相談したいと思っています」と伝えておくと、担任の側も話すことを用意しやすくなります。親のほうから面談をお願いする場合は、「欠席の連絡の仕方と、プリントの受け取り方をご相談したいです」と、話したいことの見出しだけを添えておくと、短い時間でも話がまとまります。

どの段階にいても、面談を「子どもについて何かを決められる場」と構えて臨む必要はありません。学校と家のやりとりの段取りを決める場、と置き直すと、準備するものがはっきりします。面談を終えた段階の人は、決めたことを書き残す方法を最後のほうの項にまとめているので、そこから読んでも構いません。

面談で日数や出席の扱いは決めない

カーテンの揺れる窓辺

担任との面談は、休んでいる日数で子どもの何かを決める場ではありません。文部科学省の調査にある「30日」も、出席扱いの判断も、担任と親が面談の場で決めるものではないからです。

文部科学省の調査で「不登校」として数えられるのは、定義を要約すると、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しない・したくともできない状況で、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的理由によるものを除いたものです。年間30日以上欠席した児童生徒のうち、学校が不登校にあたると判断したものが数えられ、調査には「その他」の区分もあります。

出典:文部科学省「不登校児童生徒への支援に関する資料」(不登校の定義)/人数は文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」

この定義は、国が全国の人数を同じ物差しで数えるためのものです。面談で担任が欠席の日数に触れることがあっても、それは学校が出欠を記録しているからで、30日を境に面談の中身が変わるとか、家の側に何かの手続きが求められる、と定義に書かれているわけではありません。日数の数え方をくわしく知りたいときは、何日休んだら不登校になるかの記事にまとめています。

出席扱いも同じです。教育支援センターなど学校の外の施設に通った日や、自宅でICTなどを使って学習した日を、一定の要件のもとで出席扱いにできる仕組みは文部科学省の通知にあり、判断は校長です。担任との面談でその話が出たとしても、担任がその場で決めることではなく、親がその場で返事をしなければならないものでもありません。条件を読みたいときは、出席扱いの要件と誰が決めるかの記事で、通知の言葉のまま整理しています。

面談で決めることと、決めなくていいこと
面談で決めておくこと

  • 毎日の連絡の仕方
  • 配布物の受け取り方
  • 学校からの連絡の窓口
  • 次に話す日
その場で決めなくていいこと

  • 休んでいる理由
  • これから学校に行くかどうか
  • 出席扱いにするかどうか(判断は校長)
  • 調査の日数の数え方

たとえば、面談で担任から「このままだと、欠席が30日を超えそうです」と言われた場合も、学校が記録している日数を伝えてくれている、と受け取れば足ります。気になるときは「これまでの欠席の記録を、一度見せていただけますか」と聞いて、家の記録と照らしておく、という選び方があります。反対に、日数の話がまったく出なかった場合も、それで何かを見落としたわけではありません。

決めなくていいことを先に分けておくと、限られた面談の時間を、帰ってから困らないための段取りに使えます。次の項から、その段取りを順に見ていきます。

面談で決めておくのは連絡の段取り

面談で一番決めておきたいのは、休んでいる間の、学校と家のやりとりの段取りです。一度決めておけば、毎朝の連絡や配布物の受け取りのたびに、どうするかを考え直さずに済みます。

休む日が続くと、学校と家の間には、毎日の欠席の連絡、プリントや手紙の受け取り、学校からの電話、行事の案内と、細かなやりとりが重なっていきます。それぞれをその都度決めていると、親の側も担任の側も、そのたびに確かめる手間がかかります。休んでいる間は、こうしたやりとりのほとんどを親と担任が受け持つことになります。面談は、その段取りを一度にまとめて決められる数少ない場です。

決めておく項目は、次の5つが目安です。学校ごとに使える手段が違うので、「できますか」と聞くところから始めます。

決めておくこと 面談で聞く内容の例
毎日の連絡の仕方 電話・連絡帳・学校のアプリのどれで、何時ごろまでに入れればよいか。休むときだけ連絡するか、登校できる日だけ連絡するか
配布物の受け取り方 プリントや手紙を、いつ、どこで受け取るか(取りに行く・郵送・学校のアプリで見るなど、学校で使っている方法)
学校からの連絡の窓口 担任から家に連絡が来るのはどんなときか。担任が不在のときは誰に連絡すればよいか
欠席の記録の確かめ方 これまでの欠席の日数や記録を、どのくらいの間隔で、どうやって確かめられるか
次に話す日 次の面談や電話は、いつごろ、どんな形で話すか

5つのうち、とくに決めておきたいのは「毎日の連絡の仕方」と「次に話す日」です。毎日の連絡は、決まっていないと毎朝の負担がいちばん大きくなるところです。次に話す日は、決めずに終わると、次にいつ話すのか分からないまま時間がたち、困りごとをため込んでから話すことになりやすいからです。

たとえば、共働きで朝の時間に余裕がない家では、「前の晩のうちにアプリで連絡を入れてもよいですか」と聞いておくと、朝に電話をかける時間を取らずに済みます。配布物がたまっていくのが気になる場合は、「決まった曜日の放課後に、まとめて受け取りに伺ってもよいですか」と、受け取る日を決めてしまう方法もあります。親が学校に行くこと自体が負担なら、郵送や、学校のアプリでの配布に切り替えられるかを聞いてみてください。きょうだいが同じ学校に通っている場合は、配布物をきょうだいに預けてもらえるかを聞く、という選び方もあります。

決めた段取りは、面談の最後に一度読み上げて、担任と同じ内容になっているかを確かめておくと、あとで食い違いが起きにくくなります。合わなくなったら、学期の途中でも「連絡の仕方を少し変えられますか」と相談して決め直せます。毎朝の連絡そのものの伝え方は、学校への最初の連絡の記事で、伝えることと伝えなくていいことに分けて整理しています。

聞いておくと次に進みやすいこと

段取りのほかに、面談で聞いておくと、そのあとの動き方が見えやすくなることがあります。学校の中で誰に相談できるか、学校の外の場所を学校が案内しているか、休んでいる間の学習のプリントをどう扱うか、の3つです。

これらを面談で聞いておきたいのは、どれも学校ごとに違い、外からは調べにくい情報だからです。スクールカウンセラーにどうすれば話を聞いてもらえるか、教育委員会の教育支援センターを学校から案内しているか、休んでいる子に学習のプリントを出しているか。担任はその学校の中の仕組みを一番よく知っている人なので、面談はそれを直接聞ける場でもあります。

聞いておけることの例は次のとおりです。

  • スクールカウンセラーに話を聞いてもらえるか。予約の仕方と、親だけでも会えるか
  • 教育委員会の教育支援センターについて、学校で案内していることはあるか
  • 休んでいる間の学習のプリントや課題はあるか。出す・出さないはどう扱うか
  • 遠足や運動会などの行事の案内は、どうやって届くか
  • 担任のほかに、学校の中で話を聞いてくれる先生はいるか(教頭・学年主任など)

たとえば、スクールカウンセラーの話が出た場合は、その場で予約まで決めなくても構いません。「どうやって予約すればよいか」と「親だけでも会えるか」の2つだけ聞いておけば、家に帰ってから決められます。教育支援センターについて学校で案内がない場合も、教育委員会に直接問い合わせることができます。学校の中と外の相談先の選び方は、どこに相談できるかの記事にまとめています。

学習のプリントの話が出たときは、出席扱いの話と混ぜないでおくと、話が整理しやすくなります。プリントを受け取ることと、その学習を出席扱いにするかどうかは別の話で、出席扱いの判断は校長です。聞いたことは、答えと一緒にその場でメモしておきます。全部を面談の時間内に聞けなくても、「残りは連絡帳でお聞きしてもよいですか」と伝えれば、次につなげられます。

持っていくのは日付の記録とメモ

机の上のノート

面談に持っていくと話が進みやすいのは、休んだ日と学校とのやりとりを日付で書いた記録と、聞きたいことを書いたメモです。子どもの様子を細かく書いた資料を用意する必要はありません。

日付の記録が役に立つのは、面談の話がたいてい「いつから、どのくらい」から始まるからです。休みと登校をくり返していると、何日休んだかは親でもあいまいになります。記録があれば、学校の記録と同じ日付を見ながら話せて、食い違いがあればその場で確かめられます。聞きたいことのメモは、限られた時間の中で、親の側の用件を落とさないためのものです。面談では担任の話を聞く時間も長くなるので、メモがないと、帰り道で「あれを聞き忘れた」となりがちです。

持っていくものは、次の表が目安です。

持っていくもの 中身 使う場面
欠席と連絡の記録 日付・出欠(欠席・遅刻・早退・登校)・学校への連絡の手段 「いつから、どのくらい」を聞かれたとき。学校の記録と照らすとき
聞きたいことのメモ 決めたい段取りと、聞いておきたいこと 面談の最初か最後に、用件を落とさないため
書き込む紙とペン 決まったこと・持ち帰ったこと 面談の最後に読み上げて確かめるため
学校から届いた物 受け取ったプリントや手紙で、分からないもの その場で意味を聞くため

聞きたいことのメモは、たくさん書きすぎないほうが使いやすくなります。決めたいことを上に、聞いておきたいことを下に書き、上から順に話していけば、時間が足りなくなっても大事なものから済ませられます。面談の最初に「今日はこの2つをご相談したいです」とメモを見ながら伝えておくと、担任の側も時間の配分を考えやすくなります。

たとえば、これまで記録をつけていなかった場合でも、面談の前の晩に、スマートフォンの通話履歴や連絡帳、学校のアプリの送信履歴を見返せば、学校に連絡した日だけは日付で書き出せます。それだけでも「この日から休みが続いています」と話す手がかりになります。反対に、細かな記録をつけている場合も、面談に持っていくのは日付と出来事の一覧で足ります。家での様子を書き込んだページまで見せるかどうかは、親が決めて構いません。

記録のつけ方は、学校への最初の連絡の記事で、項目ごとにまとめています。面談のたびに同じノートやアプリを持っていくと、前回の続きから話せます。

答えにくいことを聞かれたら持ち帰る

面談で理由やこれからのことを聞かれて答えられないときは、「分からない」と伝えるか、「考えてからお返事します」と持ち帰って構いません。その場で答えを作る必要はありません。

面談では、担任の側も状況をつかもうとして、休んでいる理由や、家での過ごし方、これから学校に来られそうかを聞くことがあります。けれども、親にも分からないことは多く、分からないことをその場で言葉にしようとすると、推測がそのまま学校の側に残ってしまうことがあります。分かっていることは分かっている範囲で伝え、分からないことは分からないと伝えるほうが、あとで話が食い違いません。熱があったなど、分かっている体調のことは伝えます。

聞かれやすいことと、返し方の目安は次のとおりです。

聞かれること 返し方の目安
休んでいる理由 分かっていることだけを伝える。分からなければ「家でも様子を見ているところです」
これから学校に来られそうか 見通しが立たなければ「いまは分かりません。連絡は続けます」
家でどう過ごしているか 話せる範囲で。話しにくければ「次の機会にお話しします」
教育支援センターや出席扱いのこと 「条件を読んでから、あらためてご相談します」と持ち帰る(判断は校長)
体の様子 この記事では扱いません。学校医・小児科・スクールカウンセラーへ

たとえば、担任から「何か心当たりはありますか」と聞かれた場合も、心当たりがなければ、ないと伝えて構いません。心当たりがあっても、その場で話すかどうかは親が決められます。話すと決めたときは、「見聞きしたこと」と「親の想像」を分けて伝えると、学校の側にも正確に伝わります。学校の中で起きていることかもしれない、と感じている場合は、面談の場だけで抱え込まず、学校の外の窓口にも話せます(下の窓口の24時間こどもSOSダイヤル・子どもの人権110番)。

持ち帰ったことは、メモに「持ち帰り」と書いておき、いつごろ返事をするかも担任と決めておくと、宙に浮いたままになりません。返事は次の面談まで待たなくても、連絡帳やアプリで短く伝えれば足ります。

平日に行けないなら面談の形を相談する

仕事などで平日の昼に学校へ行けないときは、時間帯や、電話・オンラインでの面談ができるかを担任に相談できます。面談は、学校に出向く形だけとは限りません。

面談の形を相談できるのは、面談の目的が、学校と家で段取りを決めることにあるからです。目的が果たせるなら、場所や形は学校の都合と家の都合を合わせて決められます。ただし、放課後の遅い時間に会えるか、電話やオンラインが使えるかは学校ごとに違うので、決まった形があるとは限りません。できるかどうかを聞くところから始めます。

相談できることの例は次のとおりです。

  • 時間帯:放課後の、何時ごろなら会えるか
  • 形:電話やオンラインでの面談ができるか
  • 場所:学校のほか、家庭訪問という形も選べるか(家に来てもらうのが負担なら、学校で会えるか)
  • 出る人:父母のどちらか、あるいは両方か。祖父母など家族が代わりに出てもよいか
  • 子どもの同席:親だけで会ってよいか

たとえば、父母のどちらも平日に休みが取りにくい場合は、「電話でお話しする時間を取っていただけますか」と聞いて、段取りの話だけ先に進める方法があります。父母のどちらか一方が出る場合は、出なかったほうにも伝えられるように、決まったことを紙に書いて持ち帰ります。両方が出られるなら、ふたりで同じ話を聞いておくと、次に学校へ連絡する人が変わっても、同じ段取りで動けます。

子どもを連れていくかどうかは、学校に聞いて決められます。親だけで会いたいときは、そう伝えて構いません。家庭訪問を打診されて負担に感じるときも、「学校で伺ってもよいですか」と場所を変えられるか聞く、という選び方があります。

面談のあとは決めたことを書いて送る

面談が終わったら、その日のうちに、決まったことと持ち帰ったことを短いメモにしておきます。できれば同じ内容を連絡帳やアプリで担任にも送っておくと、学校と家で同じものを持っておけます。

面談の中身は、時間がたつと記憶があいまいになります。とくに、連絡の時間や配布物の受け取り方のような細かな段取りは、学校と家で少しずつ違って覚えていることがあります。面談の直後に書いて担任と共有しておけば、あとで「そういう話だったか」と確かめ直す手間が減り、次の面談のときも前回の続きから話せます。

面談のあとは、この順番で残す
  1. 1その日のうちにメモにする決まったこと・持ち帰ったこと・聞いたこと
  2. 2担任に短く送る連絡帳やアプリで確認のひと言
  3. 3家族に見せる次に連絡する人が変わっても同じ段取りで

メモに書いておくことは、次の3つに分けると見返しやすくなります。

  1. 決まったこと:毎日の連絡の仕方、配布物の受け取り方、学校からの連絡の窓口、欠席の記録の確かめ方、次に話す日
  2. 持ち帰ったこと:その場で答えなかった質問と、いつごろ返事をするか
  3. 聞いたこと:スクールカウンセラーの予約の仕方、教育支援センターの案内など

担任に送るときは、次のような短い文で足ります。

「本日はありがとうございました。確認のため、決まったことをお送りします。毎朝の連絡は前の晩にアプリで入れます。プリントは決まった曜日の放課後に受け取りに伺います。次のお話は◯月◯日ごろにお願いします。」

たとえば、面談で決まったことが担任の記憶と少し違っていた場合でも、このメモを送っておけば、担任の側から「そこはこうでした」と返事が来て、早い段階で直せます。父母のどちらか一方だけが面談に出た家では、同じメモを家族にも見せておくと、次に連絡する人が変わっても段取りが崩れません。

メモは、欠席と連絡の記録と同じノートやアプリにまとめておくと、面談の回数が増えても同じ場所で見返せます。次の面談には、そのノートを持っていけば、準備はほとんど終わっています。

面談の前後に相談できる学校の外の窓口

担任との話し方に迷うときや、学校の中だけでは話しにくいことがあるときは、学校の外にも公的な窓口があります。電話の窓口の多くは、子ども本人からでも、親からでもかけられます。

  • 教育支援センター(適応指導教室):市区町村の教育委員会が置いている(設置状況は自治体で違い、置いていない自治体もある)。名称も自治体で違うので、教育委員会に「教育支援センターはありますか」「利用料はかかりますか」と聞く
  • スクールカウンセラー:在籍している学校に、話を聞いてもらえるか問い合わせる
  • 24時間こどもSOSダイヤル:0120-0-78310(文部科学省の案内・都道府県等の教育委員会が受ける。24時間・年中無休・通話無料)
  • 子どもの人権110番:0120-007-110(法務省。平日8時30分〜17時15分・無料。子どものことで悩む大人もかけられる)
  • 児童相談所相談専用ダイヤル:0120-189-783(こども家庭庁。無料)
  • 親自身が眠れない・つらいとき:こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(厚生労働省。通話料がかかる。受付の曜日・時間は都道府県で違う)

面談の前後で頼りになるのは、学校とのやりとりの進め方を、学校の外の人と一緒に考えられる窓口です。教育支援センターは、学校に行っていない子どもが通える場所です。学校とのやりとりの進め方まで相談できるかは自治体で違うので、電話で確かめます。

迷うときは、次のように選ぶ方法があります。

  • 面談の前に、学校とのやりとりの進め方を学校の外で相談したい:教育委員会の教育支援センター
  • 学校の中の人に、担任とは別に話を聞いてほしい:在籍校のスクールカウンセラー
  • 夜や休みの日で、いま誰かに話したい:24時間こどもSOSダイヤル

たとえば、教育委員会に電話する場合は「小学◯年生の子が学校を休んでいて、担任と面談をします。教育支援センターはありますか。学校とのやりとりの進め方も相談できますか」と聞くと、あるかどうかや、相談の仕方を確かめる手がかりになります。窓口によって受けている相談の範囲が違うので、一度で答えが出なくても、次にどこへ聞けばよいかを教えてもらえることがあります。

出典:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について」/文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/法務省「子どもの人権110番」/こども家庭庁「関連サービスの相談窓口」/厚生労働省「まもろうよ こころ」

面談で出席の扱いの話が出て、学校と話す段階に進むなら → 出席扱いの要件と誰が決めるか


よくある質問

担任との面談では、何を話せばいいですか?

休んでいる間の、学校と家のやりとりの段取りを決める場として使うと、話がまとまりやすくなります。毎日の連絡の仕方、配布物の受け取り方、学校からの連絡の窓口、欠席の記録の確かめ方、次に話す日の5つが目安です。

面談には何を持っていけばいいですか?

休んだ日と学校とのやりとりを日付で書いた記録と、聞きたいことのメモ、決まったことを書き込む紙があれば足ります。記録をつけていなかった場合は、通話履歴や連絡帳、学校のアプリの送信履歴から、連絡した日だけでも書き出しておくと話の手がかりになります。

子どもを面談に連れていく必要はありますか?

学校に聞いて決められます。親だけで会いたいときは、そう伝えて構いません。面談の目的が連絡や配布物の段取りを決めることであれば、親だけでも話は進みます。

面談で休んでいる理由を聞かれたら、答えないといけませんか?

分かっていることは分かっている範囲で伝え、分からないことは分からないと伝えて構いません。熱など分かっている体調のことは伝えます。その場で答えにくいことは「考えてからお返事します」と持ち帰り、いつごろ返事をするかを担任と決めておきます。

仕事で平日に学校へ行けません。面談はどうすればいいですか?

放課後の時間帯や、電話・オンラインでの面談ができるかを担任に相談できます。できるかどうかは学校ごとに違うので、聞くところから始めます。父母のどちらか一方が出る場合は、決まったことを紙にして家族と共有しておきます。

面談で出席扱いの話が出たら、どうすればいいですか?

その場で決めなくて構いません。出席扱いの仕組みは文部科学省の通知にあり、判断は校長です。「条件を読んでから、あらためてご相談します」と伝えて持ち帰り、出席扱いの要件を読んでから話す、という選び方があります。

今日できることは1つ、面談で決めたいことを紙に2つだけ書き出すことです。毎日の連絡の仕方と、次に話す日。この2つが書けていれば、面談で何を話せばいいか迷わずに済みます。

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この記事を書いた人

不登校のしおり編集部です。不登校にまつわる学校の制度と手続きについて、法令や省庁・自治体の公式資料を原文で確かめ、確認日を添えてまとめています。

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