小学1〜3年生の子が学校を休んでいて、「何日休んだら不登校になるのか」を調べている方へ。
文部科学省の調査では、小中学校の不登校は35万4千人(令和6年度)でした。
「30日」は、その人数を数えるための調査の定義です。子どもや家庭を判定する線ではありません。この記事は、その数え方と、今日学校に何を言えばいいかだけを書きます。
この記事の数字は2026年9月時点のものです。
小学生・低学年は、休んだ日数で「何かが決まる」わけではない
休んだ日が増えていくと、「あと何日で不登校になってしまうのか」と数えてしまいます。
いまの時期にあてはまる行だけ読んでください。
| いまの時期 | 調査の上ではどうなるか | 親がこの時期にできること |
|---|---|---|
| 休み始めて数日 | 年度の欠席日数に数えられていく。呼び名が変わるわけではない | 欠席の連絡を入れる(理由を説明しなくていい。下の文例) |
| 休みと登校をくり返している | 連続していなくても、休んだ日は足して数える | 学校と連絡の仕方を決めておく(毎朝の電話がつらいとき) |
| 年度の欠席が30日に近づく・超えた | 病気・経済的理由等でない欠席が30日以上なら、調査で「不登校」に数えられる | 相談先を1つ知っておく(下の窓口) |
| 新しい年度になった | 調査の数え方は「年度間」=年度ごと | その年度の学校との連絡を、また1つから始める |
数えるのは、学校に来なかった日です。何日目で子どもに何かが起きる、という線ではありません。
「30日」は文科省の調査の数え方で、学校の判断ではない
文部科学省の調査が「不登校」として数えるのは、次の児童生徒です。
> 年度間に連続または断続して30日以上欠席(病気・経済的理由等を除く)
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
ここから分かるのは、3つです。
1. 数えるのは年度ごと(「年度間」)
2. 連続していなくてもよい(「連続または断続して」)
3. 病気や経済的な理由による欠席は、この数には入らない(「病気・経済的理由等を除く」)
これは、国が全国の状況を数えるための定義です。30日を超えたからといって、学校から何かの手続きが自動で始まる、と書かれているわけではありません。
休んだ日を「出席扱い」にできる仕組みは、これとは別にあります。たとえば教育支援センターに通った日を出席扱いにするかどうかの判断は校長です。出席扱いの条件は、学校と話す段階になってから読めば足ります。
朝になるとお腹が痛い、起きられない、といった体の様子がどうなのかは、この記事では扱いません。学校医・小児科・スクールカウンセラーへ相談してください。
低学年の欠席連絡は、理由を説明しなくていい
休む日の連絡に、理由をくわしく書く必要はありません。親に理由が分からないときも、分からないまま連絡して構いません。
電話のとき
> 「◯年◯組の◯◯の母(父)です。今日はお休みします。また連絡します。」
連絡帳・学校のアプリ・メールのとき
> 「今日は欠席します。家で過ごしています。何かあればこちらから連絡します。」
毎朝の連絡がつらくなってきたとき(担任に一度だけ)
> 「しばらく休む日が続きそうです。毎朝の連絡の仕方を、先生と決めておけると助かります。」
家庭訪問や面談を打診されたときは、日時を決める前に「どんな話をする場か」を聞いてから決める、という選び方もあります。子どもが先生に会いたがらないときは、親だけで会うこともできるか聞いてみてください。
小学生の親が最初に電話できる窓口
どこに相談すればいいか分からないときは、まず無料の公的な窓口があります。子ども本人からでも、親からでもかけられます。
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(文部科学省。24時間)
- 子どもの人権110番:0120-007-110(法務省。平日8時30分〜17時15分・無料。子どものことで悩む大人もかけられる)
- 児童相談所相談専用ダイヤル:0120-189-783(こども家庭庁。無料)
- 教育支援センター(適応指導教室):お住まいの市区町村の教育委員会が設置。利用は無料。名称は自治体で違うので、教育委員会に「教育支援センターはありますか」と聞く
- スクールカウンセラー:在籍している学校に、話を聞いてもらえるか問い合わせる
- 親自身が眠れない・つらいとき:こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(厚生労働省。通話料がかかる。受付の曜日・時間は都道府県で違う)
出典:文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/法務省「子どもの人権110番」/こども家庭庁「関連サービスの相談窓口」/文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について」/厚生労働省「まもろうよ こころ」
窓口の一覧は相談できるところにもまとめています。
学校と出席の扱いを話す段階に進むなら → 出席扱いの7要件(②学校との調整の記事・公開後にリンク)
[ikanai_deadline pref=”” grade=”小学校低学年”]
よくある質問
不登校は何日休んだらなりますか?
文部科学省の調査では、年度間に連続または断続して30日以上欠席した場合に数えられます(病気・経済的理由等を除く)。調査で数えるための定義です。 → 「30日」は文科省の調査の数え方
休みと登校をくり返しているときも、日数は足して数えますか?
はい。定義は「連続または断続して」なので、続けて休んでいなくても、その年度に休んだ日を足して数えます。 → 休んだ日数で何かが決まるわけではない
学校に休む理由を言わないといけませんか?
欠席の連絡に、理由をくわしく書く必要はありません。「今日はお休みします。また連絡します」で連絡はできます。 → 欠席連絡の文例
子どもが不登校になったら、どこに相談したらいいですか?
無料の公的な窓口に、24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)や、市区町村の教育委員会が置く教育支援センターがあります。 → 最初に電話できる窓口
今日できることは1つ、担任に「今日はお休みします。また連絡します」とだけ伝えることです。