- フリースクールって、学校なの?塾とは違うの?
- 通い始めたら、いまの学校は辞めないといけない?
- 卒業はできる?学歴はどうなるの?
- 通った日は、出席扱いになる?
- 費用はどれくらい?お金をかけずに通える場所はない?
- 教育支援センター(適応指導教室)と何が違うの?
- 小学生でも通える?中学生ならどう?(通える年齢や学年は施設ごとに違うので、見学で確かめます)
- お金をかけて通わせて、合わなかったらと思うと決められない
上記のような悩みに答えます。
文部科学省の調査では、小中学校の不登校は35万4千人(令和6年度)でした。学校に行っていない小学生・中学生の行き先として、まず名前が挙がるのがフリースクールです。ところが「フリースクールとは」で検索して上に出てくるのは、フリースクールや通信制の学校を運営する事業者、施設を紹介するサイトが中心です。そこでは、市町村の教育委員会が置く教育支援センターが同じ大きさでは並ばず、通った日の出席扱いを誰が決めるのかが明示されていないものが目立ちます。そこで、フリースクールの位置づけ、籍と卒業、出席扱いの3つを押さえたうえで、公的な選択肢との並べ方、見学のときに施設に聞くことと学校に聞くことの分け方まで、文部科学省の通知の原文で確かめながら整理しました。
フリースクールは、学校に行っていない子が通う民間の学びの場・居場所で、学校教育法で定められた学校ではありません。通っても籍は在籍している小学校・中学校に残り、卒業も在籍校が認めます。通った日を出席扱いにするかの判断は在籍校の校長で、施設が決めるものではありません。費用は施設ごとに違い、公的な選択肢として市町村の教育委員会が置く教育支援センターもあります。
2026年10月時点の制度で確かめています
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
フリースクールは学校ではなく民間の学びの場
フリースクールは、学校に行っていない子どもが日中を過ごし、学んだり人と関わったりする民間の場です。学校教育法で学校と定められたものではないので、通っても「転校」にはなりません。

名前に「スクール」と入っているので学校の一種だと思われがちですが、学校教育法で定められた学校ではありません。運営しているのはNPO法人・一般社団法人・株式会社・個人などさまざまで、名前も「フリースクール」のほか「フリースペース」「居場所」「〇〇教室」などと名乗るところがあります。学校として決まった形がないので、活動の中身も、通える日や時間も、費用も、施設ごとに違うということです。だからこそ、フリースクールを「一つのもの」として良い悪いを判断するのではなく、通う候補の施設を一つずつ見ることになります。
活動の型で分けると、おおまかに次のように整理できます。一つの施設がいくつかの型を合わせていることもあります。
| 型 | どんな過ごし方か | 向いていそうな状況 |
|---|---|---|
| 居場所型 | 決まった時間割は少なく、遊び・会話・好きなことをして過ごす | まず家の外に出る場所がほしい |
| 学習型 | 教科の学習を個別や少人数で見てもらう | 勉強の遅れが気になっている |
| 体験型 | 野外活動・ものづくり・調理などを通して過ごす | 机に向かうより体を動かすほうが合う |
| オンライン型 | 家から画面を通して参加する | 家の外に出ることがまだ難しい |
- 民間の団体や会社が運営する
- 活動の中身・通い方・費用は施設ごとに違う
- 卒業を認めることはできない
- 市町村などが設置する学校
- 学習指導要領に沿って授業をする
- 卒業を認めるのは在籍校
たとえば、朝は起きられないが昼から人と話せる子なら、午後に開いている居場所型が候補になります。反対に、人の多い場所はまだ難しいが勉強は気になっている子なら、学習型の個別指導か、家から参加するオンライン型が近いかもしれません。同じ「フリースクール」でも、子どもの状態によって合う型は変わります。
迷ったときは、名前よりも「何曜日の何時に、誰と、何をして過ごすのか」で比べるのが確かです。パンフレットやホームページの言葉よりも、見学で一日の流れを聞くほうが、子どもに合うかどうかを判断しやすくなります。
フリースクールに通っても籍と卒業は在籍校
フリースクールに通っても、子どもの籍は在籍している小学校・中学校に残ります。卒業を認めるのも在籍校で、フリースクールが卒業証書を出すわけではありません。
小学校と中学校は義務教育で、子どもは住んでいる地域の学校などに籍を置いています。フリースクールは学校ではないので、そこに籍を移すことはできません。言いかえると、フリースクールに通っている間も、子どもは在籍校の児童生徒のままです。「学歴になるか」という心配に対しては、「卒業を認めるのは在籍校で、フリースクールが卒業証書を出すわけではない」というのが答えになります。進級や卒業の扱いは在籍校が決めるので、気になるときは学校に直接確かめます。
自分の場合にどうなるかは、学年によって少し違います。
| 学年 | 籍はどこにあるか | 卒業は誰が認めるか | 確かめる先 |
|---|---|---|---|
| 小学生 | 在籍している小学校 | 在籍している小学校 | 担任・学校 |
| 中学生 | 在籍している中学校 | 在籍している中学校 | 担任・学校(高校受験の書類のことも合わせて聞く) |
| 高校生 | 在籍している高校 | 単位の修得で決まるので事情が違う | 在籍している高校(欠席が単位にどう響くかを聞く) |
高校は義務教育ではなく、単位を修得して卒業する仕組みです。フリースクールに通っている間に欠席が続くと、単位や進級に影響することがあるので、小中学生とは分けて考え、在籍している高校に早めに確かめてください。
たとえば、中学2年生でフリースクールに通い始めた場合でも、籍は中学校にあり、卒業も中学校が認めます。高校受験のときに中学校から出る書類も、在籍している中学校が作ります。だからこそ、フリースクールに通うことを学校に伝えずにいると、あとで学校が子どもの様子を把握していない、ということが起こりえます。
フリースクールを選ぶことは、在籍校との縁を切ることではありません。むしろ、在籍校とのやりとりは続くと考えて、最初から学校を話に入れておくほうが、あとで困ることが少なくなります。
無料でできること
フリースクールを探す前に、公的な場で使えるものがないかを確かめておくと、比べる材料がそろいます。公的な場は教育委員会や学校が置いているもので、民間の施設と並べて見ると違いが分かりやすくなります。
公的な場を先に並べるのは、文部科学省の通知でも、学校の外で相談・指導を受ける施設は教育委員会などが置く公的機関が基本とされているからです。民間の施設は、公的機関での指導の機会が得られない、または公的機関に通うことが難しい場合で、本人や保護者の希望もあり適切と判断される場合に考慮されてよい、という書き方になっています。だからといって民間が劣るわけではありませんが、公的な場があるかどうかを確かめてから選ぶほうが、選んだ理由を学校にも説明しやすくなります。
| 場所 | 置いているところ | どんな場か | 費用 | 最初にすること |
|---|---|---|---|---|
| 教育支援センター(適応指導教室) | 市町村の教育委員会 | 学校の外の公的な通いの場 | 市町村に確認 | 市町村の教育委員会に名前と場所を聞く |
| 学校の中の教育支援センター(校内の別室) | 在籍している学校 | 教室以外で過ごせる部屋 | 学校に確認 | 担任に、教室以外で過ごせる部屋があるか聞く |
| スクールカウンセラー | 在籍している学校 | 親も子も話を聞いてもらえる | 学校に確認 | 担任か学校の代表電話で、相談の予約の仕方を聞く |
| フリースクール | 民間の団体・会社など | 民間の学びの場・居場所 | 施設ごとに違う | 見学の予約をして、費用の内訳を聞く |
教育支援センターは、市町村によって「適応指導教室」や独自の教室名で呼ばれていて、名前で検索しても見つからないことがあります。教室の名前や場所、申し込みの仕方は市町村で違います。※お住まいの市区町村で確認してください。一つの例として、岐阜県の教室名と申し込みの流れを岐阜県の教育支援センターの記事にまとめています。
たとえば、家の外に出られるようになってきたが、知らない人が多い場所はまだ難しい子なら、少人数のフリースクールと教育支援センターのどちらも候補になります。両方を見学してから決めても遅くはありません。学校の建物には行けるが教室がつらい子なら、校内の別室のほうが近いこともあります。
公的な場とフリースクールは、どちらか一方を選ぶものではなく、比べて決めるものです。電話一本で確かめられることが多いので、フリースクールの見学を申し込む前に、住んでいる市町村の教育支援センターの名前だけでも確かめておくと、比べる軸がはっきりします。
フリースクールの出席扱いは校長が判断する
小学生・中学生(義務教育段階)がフリースクールに通った日を出席扱いにするかどうかの判断は、在籍している学校の校長です。施設が「出席扱いにします」と決めるものではありません。
もとになっているのは、令和元年10月25日の文部科学省の通知(元文科初第698号)の別記1です。通知は、出席扱いにできる場合を、要件を満たすときに限っています。要件には、保護者と学校の連携が保たれていること、施設での相談・指導が子どもの社会的な自立を目指すもので、本人が登校を望んだときに円滑に学校に戻れるよう個別指導などの適切な支援をしていると評価できること、施設に通所または入所して相談・指導を受けていることなどがあります。そのうえで、通知は次のように書いています。
校長は指導要録上出席扱いとすることができる。
保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること。
校長が,設置者である教育委員会と十分な連携をとって判断するものとすること。
文部科学省「義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」(元文科初第698号 別記1)
一つめの文は、出席扱いにすることが「できる」と書いていて、必ずそうなるとは書いていません。二つめは、保護者と学校の連携が保たれていることを要件の一つにしています。三つめは民間の施設の場合の書き方です。通知は、学校の外の施設は教育委員会などが置く教育支援センターなどの公的機関とし、民間の施設は、公的機関での指導の機会が得られない、または公的機関に通うことが難しい場合で、本人や保護者の希望もあり適切と判断される場合に考慮されてよいとしています。そのうえで、その施設が適切かどうかは、校長が教育委員会と十分に連携して判断します。
この書き方から分かるのは、出席扱いの話は「施設を選んだ時点」ではなく「学校と話した時点」から始まる、ということです。施設のホームページに出席扱いの例があっても、それは別の学校の校長が判断した結果で、自分の子の在籍校がどう判断するかは在籍校に聞くまで分かりません。
たとえば、同じフリースクールに通う二人の子が、在籍校によって出席扱いの判断が違うことはありえます。在籍校が施設での様子をどれだけ把握しているか、保護者と学校の連絡がとれているかによって、校長が判断するための材料が変わるからです。反対に、通い始める前に学校に伝え、施設と学校の連絡の仕方を決めておけば、判断の材料はそろいやすくなります。要件の全体と校長の判断の流れは、出席扱いの要件と校長の判断の記事でくわしく整理しています。
成績の評価は出席扱いとは別のしくみ
小学生・中学生(義務教育段階)の場合、出席扱いと、学校の外での学習を成績の評価に入れるかどうかは、別の制度です。成績の評価は、2024年8月29日に施行された仕組みで、3つの要件が決められています。この成績評価の仕組みは義務教育段階が対象で、3つの要件はすべて満たす必要があります。高校生は単位の扱いが別なので、在籍している高校に確かめてください。
出席扱いが認められても、それだけで成績がつくわけではありません。反対に、成績の評価の仕組みは「欠席中に行った学習の成果」を扱うもので、出席扱いとは別に、学校が要件を確かめて判断します。二つを混ぜてしまうと、「出席扱いになったのに成績がつかない」「成績のことを聞いたつもりが出席の話になった」という食い違いが起こります。
成績の評価の要件は、次の3つです。
- 学校が、子どもの学習計画や内容を在籍校の教育課程に照らして適切と認められるか確認すること
- 学校と保護者の間に十分な連携協力体制が保たれ、学校が保護者を通じて学習の状況を定期的・継続的に把握すること
- 学校が、訪問による対面指導やオンラインでの相談・指導などを通じて、子どもの学習の状況を定期的・継続的に把握すること
出典:文部科学省「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について(通知)」(令和6年8月29日)
たとえば、学習型のフリースクールで教科の勉強をしている場合、その学習の内容や計画を学校に伝えられるかどうかが、成績の評価の話につながります。成績の評価に入れるかは、上の3つの要件を学校が確かめて判断します。学習の計画や内容を学校に伝えられることは、その要件の一つにつながります。どちらを期待しているのかを親の側で分けておくと、学校との話がかみ合います。
なお、フリースクールに通うのではなく、家でオンライン教材などを使って学習する場合は、出席扱いの通知(元文科初第698号)の別記2に別の要件があります。オンライン型のフリースクールに家から参加する場合も、どちらの扱いになるかは学校に確かめます。家での学習の要件は出席扱いの要件と校長の判断の記事にまとめています。
フリースクールの見学前に学校へ相談する
フリースクールの見学や申し込みの前に、在籍している学校に一言伝えておくと、あとの話が進みやすくなります。出席扱いの判断は校長なので、学校が最初から話に入っていることが、判断の材料になります。
通知は、保護者と学校の連携を要件の一つにしています。その趣旨は、学校が子どもの様子を知らなければ、出席扱いも成績の評価も判断しにくいため、と読めます。学校に伝える目的は「許可をもらう」ことではなく、「学校が様子を知っている状態をつくる」ことです。だから、理由をくわしく説明する必要はありません。
- 1担任に一言伝えるフリースクールを考えていると話す
- 2学校に聞く通った日の扱いと連絡の仕方
- 3見学する施設に記録の出し方を聞く
- 4連絡の仕方を決める施設・学校・家のやりとり
担任への切り出し方は、電話・面談・メールのどれでも構いません。
電話(担任が出たら)
「◯年◯組の◯◯の母(父)です。学校の外の学びの場として、フリースクールの見学を考えています。一度ご相談したいのですが、お時間をいただける日はありますか。」
面談で
「フリースクールに通うことを考えています。通った日の扱いは校長先生がどう判断されるのか、そのために学校へ何をお届けすればよいかを教えていただけますか。」
メール・学校のアプリ
「いつもありがとうございます。フリースクールの見学を考えています。通い始めた場合の学校との連絡の仕方について、ご相談させてください。」
面談で話が進みやすいのは、施設の活動の記録をどう学校に届けるか、施設と学校がどう連絡を取り合うか、という具体的な話です。「通った日と過ごし方の記録を、施設から月に一度出してもらえるか聞いてみます」のように、こちらから届け方の案を出すと、学校も判断の材料を想像しやすくなります。担任との面談の進め方は担任との面談の記事にまとめています。
たとえば、学校から「前例がないので」と言われた場合でも、それで判断が終わったわけではありません。判断は校長なので、「校長先生のお考えを聞かせていただけますか」と頼むことができます。民間の施設の場合は教育委員会と連携して判断する書き方なので、時間がかかることもあります。すぐに結論が出なくても、相談した日付と話した相手をメモしておけば、次の相談につなげられます。
フリースクールの費用は施設ごとに違う
フリースクールの費用は、施設ごとに違います。民間の施設なので、決まった料金表はなく、同じ「月々の費用」でも中身が施設によって違います。

検索すると費用の「相場」や「平均」をうたう数字が出てきますが、どの施設を何か所集めた数字なのかが分からないものもあります。比べるときに役立つのは、平均の数字よりも、候補の施設の費用を同じ項目に分けて並べることです。
見学や問い合わせのときは、次の内訳で聞くと比べやすくなります。
- 入会金(最初に一度だけかかるお金があるか)
- 月々の費用(通う日数で変わるか、通わなかった月はどうなるか)
- 教材費・活動費(体験活動や行事の費用が別にかかるか)
- 交通費(通う距離と、送り迎えが要るかどうか)
- やめるときの扱い(前払いした費用が戻るか、やめる時期に決まりがあるか)
フリースクールに通う家庭への補助や利用料の助成を設けている自治体もありますが、対象や中身はそれぞれ違います。※都道府県で違います。お住まいの都道府県の要項で確認してください。市町村が独自に設けている場合もあるので、※お住まいの市区町村で確認してください。
たとえば、月々の費用が安く見える施設でも、教材費や活動費が別にかかると、年間で見た費用は変わります。反対に、月々の費用が高く見えても、教材費や行事の費用が含まれていることもあります。だから、候補が二つ以上あるときは、同じ内訳の表に書き込んで比べるのが確かです。公的な教育支援センターの費用も、同じ表に並べておくと比べやすくなります。
見学で施設に聞くことと学校に聞くこと
見学では、施設に聞くことと学校に聞くことを分けておくと、聞きもらしが減ります。施設は活動の中身を、学校は出席扱いや籍のことを決めるので、同じことを両方に聞いても答えは同じにはなりません。
見学で施設の雰囲気を見るのは大切ですが、それだけでは「通い始めてから困ること」は見えません。とくに、在籍校との連絡や記録の出し方、やめるときの扱いは、通い始めてから聞くと言い出しにくくなります。最初の見学でまとめて聞いておくのが確かです。
| 確かめること | 施設に聞くこと | 学校に聞くこと |
|---|---|---|
| 運営 | 運営している団体・会社と、スタッフの体制 | 学校がその施設を知っているか |
| 在籍校との連携 | ほかの子の在籍校と連絡を取り合ったことがあるか | 施設とどう連絡を取り合えるか |
| 記録 | 通った日と活動の記録を出してもらえるか、どんな形か | どんな記録があれば判断しやすいか |
| 費用 | 入会金・月々の費用・教材費などの内訳 | 自治体の補助があるか(教育委員会に聞く) |
| やめるとき | やめる・休むときの手続きと費用の扱い | 通うのをやめたとき、学校とどうつなぐか |
| オンラインの場合 | 家から参加する日の記録の出し方 | 家での学習として扱うのか、施設に通う扱いか |
施設を選ぶときに気になる「信頼できるかどうか」は、この表の答え方で見えてきます。運営主体や費用の内訳、やめるときの扱いを聞いたときに、はっきり答えてもらえるかどうかが一つの目安です。在籍校との連携をしたことがあるかどうかも、出席扱いの相談をするうえで手がかりになります。
たとえば、見学した施設の雰囲気が子どもに合っていても、記録を出す仕組みがないと分かった場合は、学校との話でその分の工夫が要ります。家で通った日と過ごし方をメモしておき、面談で担任に見せる、という形で補うこともできます。反対に、子どもが見学をいやがった場合は、その施設が合わないというだけで、フリースクール全体が合わないということではありません。
フリースクールが合わない場合もあります。人が集まる場がまだつらい時期は家でのオンラインの学習を、通う距離が負担になる場合は近くの教育支援センターや校内の別室を、費用が家計に重い場合は公的な場の費用を市町村や学校に確かめたうえで比べる、という選び方もあります。
※この枠にはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
通える場所が近くにない、子どもが家から出られない、という場合は、家から参加できるオンラインのフリースクールもあります(有料)。お金をかけずに始めるなら教育支援センター(無料)が先の選択肢です。どちらも、出席扱いにするかは在籍校の校長が判断するので、申し込む前に学校に相談してください。
学校以外に相談できる公的な窓口
フリースクールを選ぶ前でも、通い始めたあとでも、学校以外に相談できる窓口があります。公的な窓口を並べます。教育支援センターなど、利用料がかかるかは市町村や学校に確かめてください。
- 住んでいる市町村の教育委員会(教育支援センター・教育相談):教育支援センターの名前と場所、フリースクールへの補助があるかを聞く
- 在籍している学校のスクールカウンセラー:担任か学校の代表電話で、相談の予約の仕方を聞く
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(文部科学省)
- 子どもの人権110番:0120-007-110(法務省。無料。子どものことで悩む大人もかけられる)
- 児童相談所相談専用ダイヤル:0120-189-783(こども家庭庁。無料)
出典:文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」/法務省「子どもの人権110番」/こども家庭庁「関連サービスの相談窓口」
迷うときは、通える場所を探したいなら市町村の教育委員会、学校の中の人に話を聞いてほしいならスクールカウンセラー、夜にいま話したいなら24時間子供SOSダイヤル、と選ぶ方法があります。子どもの体や心の状態のことは、この記事では扱いません。学校医・小児科・スクールカウンセラーへ相談してください。
最初にどこへ相談するかは不登校の相談先の選び方に、窓口の一覧は相談できるところにまとめています。
よくある質問
フリースクールと地域の小中学校は、何が違いますか?
小中学校は学校教育法で定められた学校で、子どもはそこに籍を置いています。フリースクールは民間の学びの場・居場所で、法律上の学校ではありません。活動の中身や通い方、費用も施設ごとに違います。
フリースクールの学費は、平均していくらですか?
民間の施設なので、決まった料金はなく、平均の数字で比べるのは難しいのが実際です。候補の施設ごとに、入会金・月々の費用・教材費・交通費・やめるときの扱いを同じ項目で聞いて並べると比べられます。補助や助成は自治体で違うので、教育委員会に確かめてください。
フリースクールの欠点はありますか?
施設によって活動の中身が大きく違うので、子どもに合う・合わないがはっきり出ることがあります。費用がかかること、通う距離や送り迎えの負担、在籍校との連絡を親が受け持つ手間もあります。見学で施設と学校の両方に確かめておくと、通い始めてからの食い違いを減らせます。
フリースクールに通うと、学歴はどうなりますか?
フリースクールに通っても籍は在籍している小学校・中学校に残り、卒業も在籍校が認めます。フリースクールが卒業証書を出すわけではありません。進級や卒業の扱いは在籍校が決めるので、気になるときは学校に確かめてください。
通うかどうかは、誰が決めるのですか?
フリースクールに通うかどうかは、子どもと家族で決めることです。ただ、通った日を出席扱いにするかの判断は在籍校の校長なので、決める前に学校に一言伝えておくと、あとの相談が進みやすくなります。
家から画面で参加するフリースクールはありますか?
家から画面を通して参加するオンライン型の施設もあります。家での学習として扱うのか、施設に通う扱いになるのかで、出席扱いの要件が変わることがあるので、在籍校に確かめてください。
今日できることは1つ、住んでいる市町村の教育支援センターの名前を確かめ、気になるフリースクールと並べて、見学の予定を考えることです。どちらを選ぶかは、見学のあとで決めれば足ります。

